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平成19年度 川越市議会第6回定例会報告 【平成19年11月29日〜12月19日】


【今議会の要旨】
・ 平成19年川越市議会第6回定例会は、11月29日に開会され、会期は21日間で、40件の案件を審議し、12月19日閉会しました。
今議会では、「川越市地球温暖化防止条例」を議決し、より効果的に地球温暖化対策を推進するため、市、事業者、市民等の責務及び地球温暖化の防止に関し必要な事項を定め、川越市として積極的に地球温暖化対策の推進を図ることになりました。


一般質問
【平成20年度予算編成について】
今議会では、今まさに編成作業が行われている平成20年度予算案の編成状況や、今後の川越市の財政状況などについて問い質しました。
議論の中で見えてきたのは、これほどまでに膨れ上がった川越市の負債に対して積極的な削減計画や財政再建計画の具体化を進められずにいる執行部の姿でした。

【1回目の質問】

◯片野広隆議員 
 おはようございます。通告をいたしました平成二十年度の予算編成について、何点かお伺いをさせていただきます。
 さきの議員からもお話がありましたが、市長の任期も残り一年と四カ月という時期に来まして、任期中の予算編成にかかわられることもあと数回になられると思います。そういった状況の中で、来年度予算編成についてどのようなお考えのもとに進められているのかを、何点かお伺いさせていただきたいと思います。
 最近の報道では、国の来年度予算の形も少しずつ報道をされ始めております。道路特定財源の一般財源化ですとか、またいろいろな要因での形になってくるかと思うのですけれども、そういった記事の中で国の今年度予算ですね、平成十九年度予算、国税収入が下方修正されるというような報道もなされております。税収がなかなか思ったとおりに見込めないということが大きな要因の一つかと思いますけれども、こうした国の状況が川越市に一体どういった影響を与え得るのかをお伺いさせていただきます。
 あわせて、平成二十年度予算において、川越市の市税を含む歳入の見通しはどのようにお考えになられているのか。また、歳入歳出予算編成を行っていく中で、今後の市債残高、経常収支比率、社会資本負担比率、将来世代負担比率等の財政指標の見通しはどのようにお立てになられているのか。
 今回、市長の予算編成方針の中でシーリングを一律五%に設定をされておりますが、その根拠についてどのようなお考えを持たれているのか、お伺いさせていただきます。また、今回の予算要求段階における各部からの要求の状況と乖離額、財政部がお考えになっている額との乖離額をお伺いしまして、一回目とさせていただきます。


【1回目の質問に対する執行部の答弁】

◯柴田耕治財政部長 
 御答弁申し上げます。
 国の国税収入の下方修正に対する市の対応でございますけれども、国におきましては、平成十九年度の国税収入を下方修正すると、十一月二十三日の日に新聞報道がされたわけでございますけれども、本市におきましては、現時点におきましては、平成十九年度歳入予算における税収分につきましては減額補正する予定はございません。国における下方修正の主な理由としましては、法人税収が当初予想していたほどの伸びを示していないことなどが挙げられておりますが、本市におけます法人市民税の現在までの収入状況は、ほぼ当初予算で見込んだとおりの数値で推移しておりまして、最終的にも当初予算の数値は確保できるものではないかと考えているところでございます。なお、他の税目につきましても、現在のところ大方予想どおりの数値で収入されておりますので、平成十九年度につきましては、税収の減額補正等の措置は行わなくて済むのではないかと考えております。
 次に、平成二十年度の市税等をどのように見込んでいるかにつきまして、御答弁申し上げます。
 平成二十年度の市税収入の予算要求額でございますけれども、現在のところ五百四十六億五千万円と見込んでおりまして、これを平成十九年度当初予算と比較いたしますと、約三億六千万円の増となっております。この主な理由でございますけれども、まず、個人市民税につきましては、一人当たりの所得額が伸びていないことや、個人住民税に住宅借入金等特別税額控除が新たに設けられたことなどに伴いまして、約三億九千万円の減収を見込んでおります。
 次に、法人市民税につきましては、個人消費の伸び悩みが懸念されるものの足元の景気は堅調を維持しておりまして、企業の設備投資も増加の見通しがされていることなどによりまして、平成十九年度の実質成長率は二・二%と予想されていることから、約二億五千万円の増収を見込んでおります。
 次に、固定資産税でございますけれども、土地については負担調整措置や地目変更などによる増、家屋につきましては新増築分の増等も見込み、約四億五千万円の増収を見込んでおります。
 これら以外の税目につきましては、今年度と比較いたしましてそれぞれ若干の上下はあるものの、おおむね現状と同様に推移するものと考えております。このようなことから平成二十年度につきましては、前年度対比でもって約三億六千万円の増収を見込み、予算要求がされているところでございます。
 なお、現在国において検討されている税制改正や今後の景気の動向によっては、この数値が変化することも十分考えられますので、その点はお含みおきいただきたいと思います。
 次に、予算編成に当たり市債残高、経常収支比率、社会資本比率などの財政指標の見通しでございますけれども、予算編成方針の際に見込みました平成二十年度の収支見込みをもとにいたしますと、市債残高は、大規模建設事業の市債を見込んでいることから増加となる見通しでございます。また、経常収支比率につきましては、市税、地方特例交付金など、いわゆる経常一般財源の減が見込まれる一方、人件費、扶助費、公債費などの通常経費の増が見込まれることから、上昇を懸念しているところでございます。
 次に、社会資本負担比率及び将来世代負担比率につきましては、バランスシート作成後に比率を積算することから、予算編成時において試算することは大変困難なことでございますが、過去の推移等を考慮いたしますと、継続事業であります新清掃センター建設などの大規模事業実施により有形固定資産は増加するものの、市債等の増加により社会資本負担比率は低下し、将来世代負担比率は上昇するものと考えているところでございます。
 次に、シーリングをマイナス五%とした理由でございますけれども、平成二十年度予算編成方針の中で試算いたしました平成二十年度の収支見込みにおきましては、約四十五億円の財源不足が見込まれる状況でございます。この収支見込みを踏まえまして、歳入においては収入対策等による増額を見込み、歳出におきましては、部局主体の予算編成枠として、あらかじめ各部局に示す一般財源の額を、平成十九年度当初予算額から、人件費、公債費及び特定の臨時的経費等を除外した一般財源の額でマイナス五%の額とすることなどで財源不足を解消しようとするとともに、確保されました財源を第三次川越市総合計画に基づく実施計画事業や、新たな財政需要に重点的に配分しようとする考え方からでございます。
 続きまして、当初予算段階における各部の要求につきまして御答弁申し上げます。
 一般会計の歳入につきましては約九百八十七億円でございます。歳出につきましては約一千百七億円でございまして、歳入と歳出の乖離額は約百二十億円となっている状況でございます。以上でございます。
  (片野広隆議員登壇)


【2回目の質問】

◯片野広隆議員 
 それぞれ御答弁をいただきました。
 歳入については、平成十九年度とそれほど大きく変わることなく見込んでいるというお話、ただ各部からの要求については、乖離額で百二十億円の大きな開きがあるというお話でございました。ただ一点気になりましたのが、家屋について新築増築分の増等を見込みというお話がありましたけれども、先ほど建築基準法の改正で、一般家屋の建築にも大きな影響が出ているというお話も私のところに聞こえてくることもありますので、その辺は慎重に推移を見守っていただきたいと思います。
 一回目の答弁を受けまして、何点か質問をさせていただきたいと思います。
 それぞれの財政指標をお伺いさせていただきましたが、現状で、十八年度決算で経常収支比率が八六・五%という数値が出ております。平成二十年度におきましてはまた若干上昇する懸念があると。ただ一方で、第三次総合計画ですとか集中改革プランにおきましては、いずれ八〇%以下を目指していくと、それもそう遠くない時期にという目標も川越市は立てられております。では、実際にこの八七%近い経常収支比率を八〇%に持っていくためにはどれぐらいの経費の削減が必要なのか、もしくは歳入の増加が必要であるのか、お聞かせいただきたいと思います。今後、その目標年度に向けて、川越市はどのような計画をお持ちになっているのか、お聞かせください。
 あわせて、過去の決算特別委員会の中でも、各種団体に対する補助金の取り扱いについて種々議論がされてきていると思います。来年度予算編成に当たって、川越市はそうした補助金の取り扱いについてはどのように行っていくお考えなのかも、お答えをいただきたいと思います。
 予算編成の具体的な中身について何点かお伺いをさせていただきます。
 新規事業、継続事業多々あるかと思いますが、全部局に聞かせていただくと大変長い時間をいただいてしまうことになりますので、これから予算額が大きくなっていく可能性が多分にある保健医療部、平成二十年度の事業、予算要求する中での事業を何点か、目玉になるような事業がありましたらお聞かせください。あわせて建設部、こちらも道路補修等、市民ニーズが大変高い部局であると思います。平成二十年度の事業をどのようにお考えになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。
 あわせて、平成二十年度予算の中で新庁舎の関連予算はどのように要求が出ているのか、あわせてその要求の中身、どのようなことをお考えになられているのかをお聞かせいただきたいと思います。
 新庁舎問題はさきの議員からも質問が出ましたが、市長が消防議会の場で、議事録を読ませていただきますと、通信指令センターを新庁舎の方へ持っていきたい旨の発言をされております。さきの議員に対する御答弁ですと、新庁舎の面積は二万平米から二万五千平米というお話がございました。責任ある市長の御発言ですから、当然その中には、消防議会で御答弁をされた消防の通信指令センターも入られていての数字かと私は受けとめましたが、その辺はどのようにお考えになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。


【2回目の質問に対する執行部の答弁】

◯柴田耕治財政部長 
 御答弁申し上げます。
 初めに、経常収支比率を八〇%にするためには、歳入歳出それぞれどのような増加あるいは減少をさせなければならないかにつきまして、御答弁申し上げます。
 経常収支比率は、経常経費に充当した一般財源額の経常一般財源総額に占める比率であらわされるものでございまして、平成十八年度決算におきましては、先ほど議員さんの御指摘のとおり八六・五%となってございます。この比率を八〇%に下げるためには、計算式の分母であります経常一般財源収入を増加させるか、あるいは分子であります経常経費充当一般財源を減少させることが必要であります。仮に平成十八年度決算をもとに試算いたしますと、歳出が減少しない場合、経常一般財源収入は約五十億円の増加が必要でございます。また歳入が増加しない場合、経常経費充当一般財源の約四十億円の減少が必要となります。いずれにしましても、経常収支比率の改善に当たりましては、歳入歳出の両面から今まで以上の取り組みが必要であるものと考えておりますけれども、具体的には、やはり集中改革プランを確実に実施していくということが必要であると考えております。
 次に、補助金の見直しに対しての取り組みについてでございます。
 平成二十年度予算編成方針において、行政改革の推進といたしまして、集中改革プラン及び集中改革プラン実施プログラムに掲げられた取り組み項目につきまして積極的に取り組み、予算要求へ反映させるものといたしております。平成二十年度予算の補助金の見直しについての具体的な指示につきましては、前年度に見直しを行った補助金を除き、原則として前年度予算の一〇%減とすることとしたものでございます。この補助金の見直しにつきましては、補助金の種類が多岐にわたり、また交付先団体との調整が必要な場合があるなどの状況がございますことから、継続的に補助金の検証、見直しを進めていくことが必要との考えによるものでございます。
 なお、平成二十年度予算の補助金削減額につきましては、現時点では、各課からの予算要求を精査している段階でございますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。



◯佐藤 明保健医療部長 
 おはようございます。所管部分につきましてお答え申し上げます。
 保健医療部の予算編成に当たりまして、部の予算要求のポイントについての御質問でございます。保健医療部の主なものといたしましては、一つ目は、後期高齢者医療制度に係る事業がございます。平成二十年四月一日から施行される後期高齢者医療制度に係るものでございまして、後期高齢者医療事業特別会計を新たに設置しまして、保険料収納に係る事務費、埼玉県後期高齢者医療広域連合の運営に係る共通経費、市が負担する医療費等についての内容でございます。
 二つ目は、国民健康保険事業に係るものでございます。平成二十年度から新たに国民健康保険者に義務づけられました、特定健診及び保健指導を実施するためのものでございます。
 三つ目は、こども医療費支給に係るものでございます。こども医療費支給事業につきましては、平成十九年九月議会におきまして、市長が、段階的な拡充について努力していきたい、このように答弁をしております。このことに係る予算でございます。以上でございます。



◯中里茂郎建設部長 
 建設部の主要あるいは予算上ポイントとなる事業について御答弁させていただきます。
 まず、期間を限られている事業といたしまして、都市計画道路坂戸東川越線事業と都市計画道路三田城下橋線事業とを考えております。まず、坂戸東川越線につきましては、平成十九年度の補正予算によりまして、約八千五百平方メートルの用地取得がほぼ完了しておりまして、平成二十二年度当初供用開始予定の新清掃センターにあわせまして、北環状線から県道片柳・川越線の平塚橋までの間、約三百十メートルを接続すべく努力しようとするものでございます。また、三田城下橋線事業につきましては、平成十七年四月五日から平成二十二年三月三十一日の期間で事業認可を受けておりまして、この期間内完成に努めようとするものでございます。
 この二事業につきましては国庫支出金を見込んでおりますが、目的税の是非あるいは税率の変更など、先行き不透明感が多いことから、早期に事業を進めていきたいとも考えております。
 三点目に、累積する道路補修等に係ります市民要望について、できるだけ対応したいとすることから、維持補修事業が重要と考えております。以上でございます。



◯粕谷泰雄総合政策部長 
 新庁舎建設に関連する予算要求の概算について、御答弁を申し上げます。
 庁舎建設検討の予算事業におきましては、仮称新庁舎建設検討懇話会の報償費、先進地視察のための旅費、仮称新庁舎建設検討懇話会の保険料、事業手法の検討業務や川越駅西口市有地の測量のための業務委託料、それに庁舎建設基金の積立金を要求しております。
 また、想定面積の中に、消防組合の通信指令センターが新庁舎の中に入っているかとのお尋ねでございますが、その導入につきましては今後総合的に調整し、検討をしてまいりたいと考えております。)


【3回目の質問】
◯片野広隆議員 
 それぞれ御答弁ありがとうございました。
 経常収支比率ですけれども、入りで五十、出で四十、簡単な数字ではないと思うんですね。二つの部局からそれぞれお話をいただきましたけれども、聞いた以外の部局でも新規事業、継続事業を多々抱えての行政運営になってくるかと思いますので、ぜひ義務的経費の削減を積極的に進めていただいて、税収が少し上がったから経常収支比率が下がったとかではなく、経常的に下げていく方向を少し模索をしていただきたいと思います。
 保健医療部にお伺いしました。後期高齢者等の新しい事業が始まるということで、またこれも予算負担になってくるかと思います。また先般、多くの議員から要望があるこども医療費の拡充のお話もいただきましたが、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 建設部におきましても、今、国の方で道路特定財源の一般財源化が多々話題になっております。揮発油税を含む暫定税率は、今二倍に設定されて税率が課されていますけれども、これも三月末までに再議決をされなければ当然この道路特定財源に大きな影響を与えると思います。国から補助金を受けて川越市内の道路開発が行われているところも多々あるかと思いますので、国の動向を注視しながら、川越市内の開発も進めていただければと思います。
 何点かポイントを絞ってお伺いをさせていただきましたけれども、まだ予算編成の途中ということもあるかと思いますので、ぜひ、何点か御指摘させていただいたところを踏まえて、なるべく市民に負担がかからない、将来的にも負担を残していかないという姿勢を持って予算編成をしていただきたいと思います。
 新庁舎関連についても何点かお伺いをさせていただきました。
 昨日の答弁の中で、新庁舎に働く方、具体的に千二十人という数字が出ました。延べ床面積で二万から二万五千平米、工事費で八十億から百二十五億円を見込んでいると。ここまで具体的な数字が議会で出ていて、消防局のお話は、これから総合的に調整するという話になってしまいますと、きのう御答弁された最初の設定といいますか、そういうものが根本から崩れてしまうのではないかと考えます。働く方も当然ふえてくるでしょうし、床面積もそれに伴って増床しなければいけない、予算も膨らむ、マンションが三分の二ですか、そう考えているのだって当然変更が生じてくるかと思います。消防議会で実際に御答弁をされたのは市長であります。ここら辺のお考えをしっかりとお答えをぜひいただきたいと思います。


【3回目の質問に対する市長答弁】

◯舟橋功一市長 
 消防議会で私が答えたことでございますので、私から御返事をいたすのが当然でございますが、これは、実は消防議会の議員の方の質問で、私が答弁した内容が、ここに速記録があるのでございますが、市役所をこれからつくるが、指令塔、防災センターを市役所の中につくるというのも一つの考えであるということは答弁いたしております。実際そのとおりでございまして、これは消防の核の部分でございますね、司令塔、防災センターを市役所の中につくると。これは市との連絡とか防災の観点から立ちますと、こういった司令塔、防災センターを市役所の中につくるというのも一つの考えというのは、私もそういう考えを持っておりますので。ただ、かなり流動的に考えていかなければならないということも、実はそのとき持っております。というのは、川島も考えなければいけないものですから。防災の拠点となる施設については、よりよい施設をつくることが必要だということは、申し上げたとおりでございます。
 したがいまして、私は、これは一つの考えでありますけれども、やはり司令塔は市役所と一緒につくっていいという考えを持っておりますから、今後、実は消防は消防議会があって、消防の予算も別でございますので、よく協議をいたしまして、私はひとつわかりやすいような方向でこれから考えていきたいと、こういうふうに思っておりますから、またそのときはひとつ正式に発表いたしまして、また予算を組んだり、公表いたしますので、よろしくお願いいたします。















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